常滑の陶工たち Potters of TOKONAME
主催 銀座 蔦屋書店 / 2020
監修 高橋孝治
協力 ギャラリー器館
出展作家 猪飼護 伊藤雅⾵ 伊藤雄志 梅原タツオ ⼤原光⼀ 加藤真美 鯉江明 ⼩池夏美 ⾼⽥⾕将宏 畑中圭介 濱比嘉詩⼦ 鯉江良⼆(特別出展)
トーク出演 鞍田崇 鯉江明 畑中圭介
写真 尾原深水











銀座 蔦屋書店にて、日本六古窯のひとつとしても知られる焼き物の産地、愛知県・常滑より、11名の現代陶芸家に2020年8月に逝去された鯉江良二氏の特別出展作品を加え、「常滑の陶工たち Potters of Tokoname」を開催しました。
中世より約900年ものあいだ、やきものの生産地として窯の火を絶やさず在り続ける常滑。西に伊勢湾を眺め、滑らかな粘土の床が丘陵に広がる舞台の上で、多くの陶工の技術や感性がその歴史をもたらしました。昭和36年に全国に先駆け、陶芸を冠した研究施設「常滑市立陶芸研究所」を創設した伊奈長三郎は「陶業の振興は、陶芸の土台になる。陶芸における美と技の目的は、陶業につながる。」と唱え、陶業の町に陶芸を以って揺さぶりをかけた事は、常滑にとって大きな転換点となりました。
科学技術の進歩により、やきもののつくり方・売り方に多くの選択肢が生まれたことで伝統産地の解放が促され、現在においては窯元を凌ぐ数の作家が工房を構えています。窯元と共に常滑を牽引し、自律した多様な作家の群れが、やきものの町常滑のかたちをつくりだしています。会場ではぐい吞み、急須を始めとした⽇⽤品から大壺や陶⼈形などの⼤物まで幅広い作品を400点以上揃え、全作品購⼊が可能に。また、出展作家である鯉江明⽒、畑中圭介⽒と哲学者 鞍⽥崇によるトークショーを開催しました。
*伊奈長三郎(いな・ちょうざぶろう)1890-1980年
伊奈製陶(株) (現(株)LIXIL)の創業者。初代常滑市長を務め、常滑の近代窯業の開発と発展に尽力しました。
中世より約900年ものあいだ、やきものの生産地として窯の火を絶やさず在り続ける常滑。西に伊勢湾を眺め、滑らかな粘土の床が丘陵に広がる舞台の上で、多くの陶工の技術や感性がその歴史をもたらしました。昭和36年に全国に先駆け、陶芸を冠した研究施設「常滑市立陶芸研究所」を創設した伊奈長三郎は「陶業の振興は、陶芸の土台になる。陶芸における美と技の目的は、陶業につながる。」と唱え、陶業の町に陶芸を以って揺さぶりをかけた事は、常滑にとって大きな転換点となりました。
科学技術の進歩により、やきもののつくり方・売り方に多くの選択肢が生まれたことで伝統産地の解放が促され、現在においては窯元を凌ぐ数の作家が工房を構えています。窯元と共に常滑を牽引し、自律した多様な作家の群れが、やきものの町常滑のかたちをつくりだしています。会場ではぐい吞み、急須を始めとした⽇⽤品から大壺や陶⼈形などの⼤物まで幅広い作品を400点以上揃え、全作品購⼊が可能に。また、出展作家である鯉江明⽒、畑中圭介⽒と哲学者 鞍⽥崇によるトークショーを開催しました。
*伊奈長三郎(いな・ちょうざぶろう)1890-1980年
伊奈製陶(株) (現(株)LIXIL)の創業者。初代常滑市長を務め、常滑の近代窯業の開発と発展に尽力しました。